しんどいのに走り続けてしまうランナーズハイみたいなもの

完全に自分にしかわからない感覚の話ですが、今までにあまりないことだったのでメモ。

昨日の夕方、普段やっている短距離走の練習をしてきました。 いつもと少し違うのは、内容はいつも通りだけど、走り方を変えてみようと。

そのきっかけは、日テレ「Going! Sports&News」でサッカーの本田選手の走りを陸上の朝原宣治さんが チェックするという企画があって、今シーズンの走りは身体の捻れが少なく、 コンパクトになったことで力が伝わりやすくなっている。といった解説をされていたこと。

自分もこれまでどちらかといえば走るときには身体を大きく動かすとか、力をこめたりすることに 意識がいきがちだったのが、最近になってようやく力の入れどころをピンポイントにしたり、 どうやってもっとスムーズに動かすかをより考えるようになってきたところで。 *1

朝原さんの解説を聞いて、同じスピードで走るのに余計な力を使わずに済むならそれにこしたことはないし、 力まかせに腕や脚を振りまわしてる感覚はあるから、自分ももっと走りをコンパクトにできるのではないか。 なんてことをあれこれ考え、自分なりに実践してみたわけです。

身体を捻って脚をスイングさせるのではなく、できるだけ捻りは小さく、 身体の中心(内側)から瞬間的に力をいれて前に押していくような感覚っていうんでしょうか。 今までの走り方が「グイグイ」とか「ブンブン」だとしたら、新しい走りかたは「スッスッ」という感じ。 *2

劇的に速くなったというわけではないけど、これまでよりも力の入れ具合に対して楽に前に進んでいる。 疲労感も普段のトレーニングと何か違う。しんどいのにいざ走りだすと思っていたよりも走れてしまう。 なんだか楽しくなってきて「もう一本走ろう」を繰り返し、予定よりもだいぶ多く走ってしまいました。 短距離選手がランナーズハイの状態になることはないみたいですが、なんとなく近いものではあるのかなと。

あくまで自分の感覚の世界だから、実は客観的に見たら走り方は全然変わってないかもしれないし、 改善の余地は他にもたくさんあると思うので、ちゃんと記録向上に繋がるかはこれからも突き詰めていく 必要があります。

練習はしんどいけど、試行錯誤したり「うまくいってるかも」が実感できるとやっぱり楽しいもので、 調子にのって走りすぎたせいなのか、走り方が変わったからなのか、今日はここ最近になく筋肉痛です。

*1:10年以上やってて本当に今さらだし、普通の人よりちょっと速いくらいの競技レベルですが

*2:絶対伝わらないなこれは…