Macでプログラミング用フォント「Ricty」を生成する

Rictyはプログラミング用のフォントで、InconsolataとMigu 1Mを合成(およびチューニング)したもの。2011年に生成してからそのままになっていたので、再度生成してみることにしました。

github.com

HomebrewからFontForgeをインストール。XQuartzをあらかじめインストールしておく。

brew install fontforge

以前生成したときにXQuartzのインストールはしなかったと思うんですが、WikipediaによればOS Xに標準搭載されていたのが10.7までのため。

support.apple.com

X Window System - Wikipedia

InconsolataおよびMigu 1Mをダウンロード。必要なファイルは以下の3つ。

  • Inconsolata.otf
  • migu-1m-regular.ttf
  • migu-1m-bold.ttf

それぞれのフォントをFont Bookからインストールするか、スクリプトと同じディレクトリにフォントファイルを置いてから、GitHubのページにあるフォント生成スクリプトを実行。

./ricty_generator.sh auto

または

./ricty_generator.sh Inconsolata.otf migu-1m-regular.ttf migu-1m-bold.ttf

処理は1、2分くらいで終わりました。4つのファイルが生成されます。(RictyDiscordはricty_discord_patch.peをスクリプトと同じディレクトリに置く)

  • Ricty-Bold.ttf
  • Ricty-Regular.ttf
  • RictyDiscord-Bold.ttf
  • RictyDiscord-Regular.ttf

フォントのインストールはFont Bookから。FontForgeをインストールすると標準で開くアプリがFontForgeになるので「このアプリケーションで開く」からFont Book.appを選択。

f:id:splicom:20150613183411p:plain

インストールしてあっても、なぜか未インストールと表示されます。

旧バージョン(3.0.1)

f:id:splicom:20150613182310p:plain

今回生成したバージョン(3.2.4)

f:id:splicom:20150613182323p:plain

旧バージョンのフォントを生成したのが2011年5月だったので、Migu 1Mのフォントに多数変更が加えられています(変更履歴)。わかりやすいのはオープンソースのプのところでしょうか。

Macで10.8以降だとXQuartzのインストールが必要になるため、Linux環境で実施した方が多少楽かもしれません。