『アイディアを実現させる最高のツール プログラミングをはじめよう』を読みました

アイディアを実現させる最高のツール プログラミングをはじめよう

アイディアを実現させる最高のツール プログラミングをはじめよう

Official Ayaka Ikezawa

「プログラミングっておもしろいの?」「プログラミングを始めてみたいけど、どうしたらいいかわからない」をタレント+プログラマーという特殊?な立場である池澤あやかさんが、どうやってプログラミングに取り組んできたか、プログラミングでどんなことができるのか。自身の経験を中心に説明しています。

たとえば「わからないところはスルーで充分」とか「ライブラリを使えば自分で一からプログラムを書かなくてもいい」など、全体を通してむずかしく考えずにとりあえずやってみよう。というアプローチです。

サンプルとしてRubyでTweetするBotや、Processingで絵を描くなどいくつかのコードが紹介されていますが、いずれもコードや結果のみで実行方法については触れていません。終盤にデータ型やif文などの制御についても簡単に説明しているので、JavaScriptかProcessingでコードを実行して結果を確認する手順があるとよかったです。また、本文が縦書き、コードは横書きになっていて、本文も横書きで統一したほうが読みやすいような。

この本に従って実際にプログラミングを始めるというよりは、出てくるキーワードを検索してみたり、本でも紹介されているドットインストールのようなプログラミング学習のサイトを見てみるとか、次のステップを自分で見つけるきっかけを与えてくれるもの。

結局のところ、初心者かどうかに関係なく何かを学ぼうと思ったら自分でトライ&エラーを繰り返すのが一番の近道ですし、プログラミングの世界もどんどん行動に移して発信している人ほど評価されているように思います。もちろん手厳しい意見を言ってくれる人もいますし、深い知識や厳密さが求められる場面も多々ありますが、自分もハードルを上げるのではなく「とりあえずやってみよう」と背中を後押しする立場でありたいです。