コマンドプロンプトのヘルプで一部のコマンドには、 「コマンド拡張機能を有効にすると…」といった記載があります。 ただ、有効か無効か確認方法が分かっていなかったのもあって、 これまで書いた各コマンドの記事では書いていませんでした。
例えば、DELコマンドのヘルプにはこう書かれています。
DELコマンドのヘルプより引用
コマンド拡張機能を有効にすると、DEL と ERASE は次のように変更されます:
/S スイッチの表示形式が逆になり、見つからなかったファイルではなく 削除されたファイルだけが表示されるようになります。
/Sスイッチ*1で 削除されたファイル名が表示されたのは、コマンド拡張機能が有効になっていたため。
コマンドプロンプトでDEL(ERASE)コマンドを使ってみる - Sprint Life。
標準でコマンド拡張機能が有効になっていることは、CMDコマンド(コマンドプロンプトを起動する)の ヘルプに載っていました。*2
CMDコマンドのヘルプより引用
既定では、コマンド拡張機能は有効です。拡張機能を無効にして CMD.EXE を 起動するには、/E:OFF スイッチを使用します。
こちらもCMDコマンドのヘルプより引用
コンピューターに対しては、
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Command Processor\EnableExtensions
に 0x1 を設定すると有効になり、0x0 を設定すると無効になります。
Windows 7でしか確認していませんが、拡張機能を無効にするには/E:OFFスイッチを使うか、 レジストリのキーの値を変更する必要があります。変更方法については省略しますが、 コマンドプロンプトのプロパティで設定できないのは、あえて無効にする必要性が少ないからでしょうか。
CMDコマンドについては先の話になりますが、別途書きたいと思います。