「良いトレーニング、無駄なトレーニング」を読みました

トレーニングや身体、健康に関する様々な説について、現在の研究ではどうなっているのかを解説しています。結論が出ていないものは、はっきりそう書かれているのが特徴です。

良いトレーニング、無駄なトレーニング 科学が教える新常識

良いトレーニング、無駄なトレーニング 科学が教える新常識

  • 健康のためにはどの程度の運動をすればいいのか?
  • 脳は疲労とどのような関係にあるか?
  • スリムになりたいだけの人でも筋トレをすべきか?
  • 筋力とパワーの違いとは?
  • マッサージはどのくらい効果があるのか?
  • 痩せるためには食事制限と運動のどちらが有効か?

一番衝撃的だったのは、「運動前にストレッチをするとパフォーマンスが低下する?」という説。

ストレッチをすると、1時間から2時間はパワーやスピードの低下が起きる為、ストレッチをするなら、トレーニングをしない日やトレーニング後の方が良いと結論づけています。トレーニングや試合の前など、ストレッチをすることは時々ありますが、直前にやるとかえって逆効果だったとは思いませんでした。

もちろん本書に書かれている内容も、更に研究が進むことによって覆される可能性はありますが、競技者でも一般の人でも、運動をするなら一度読んでおいて損はないと思います。

著者のブログ:Sweat Science | Runner's World