REPLACEコマンドはファイルを置き換え(更新)します。
一般的な使い方としては
REPLACE 置き換えるファイル名 置き換える先のフォルダ名
になります。
以下のフォルダfromとtoがあったとして、
DIR /B from
DIR /B to
テキストの内容はこんな感じになっているとします。
TYPE from\a.txt
TYPE to\a.txt
REPLACE from\a.txt to
toフォルダにあるa.txtがfromフォルダにあるa.txtで置き換えられます。
REPLACE from\a.txt to
置き換える先のフォルダ(toフォルダ)にファイルが存在しない場合、 エラーも何も表示されず、ファイルの置き換えも行なわれません。
REPLACE /A from\a.txt to
/Aスイッチをつけるとファイルが追加されます。
REPLACE /P from\a.txt to
/Pスイッチをつけると確認メッセージが表示されます。
REPLACE /S from\a.txt to
/Sスイッチをつけると、コマンドを実行したフォルダ以下にある すべてのサブディレクトリ(フォルダ)に対して、ファイルの置き換えを行ないます。
REPLACE from\*.txt to /S /R
置き換えの対象に読み込み専用ファイル(d.txt)が含まれている場合、 /Rスイッチをつけないと処理が途中で止まってしまいます。
REPLACE from\*.txt to /S /R
読み込み専用ファイルも含めて置き換えが実行されました。
スイッチ(一部。詳細についてはREPLACE /?
を参照)
/A | 置き換える先のフォルダにファイルが存在しない場合に追加する |
/P | 確認メッセージを表示する |
/R | 読み取り専用のファイルを置き換える |
/S | 全てのサブディレクトリ(フォルダ)のファイルを置き換える |